角地は日当たりもいいし間違いないですよね?
角地について、風水の家づくり専門家の意見は「風水でもプライバシー保護でも良くない」
山根先生のお話
土地を探している方ならわかると思いますが、角地なのに売りに出ている物件は意外と多いんです。人気があるはずなのに、なぜ多くの角地が売りに出ているのか。答えは、何らかの問題があるからでしょう。実際に、近隣住民とのトラブルや離婚、住宅ローンの破産などが原因で、せっかく手に入れたマイホームを手放したというケースも少なくありません。
今までは、東南角地は風水的によいとされていましたが、統計学的にみた風水では、「気が入っても逃げてしまう」として、接道する面が多い土地はよくないとされます。
また、日が当たりやすいからと大きな窓を作っても、プライバシー保護のためにカーテンを閉めっぱなしになりがちにもなり、窓をつくる意味がなくなってしまいます。そのようなこともあり、角地は避けたほうがいいのです。
しかし、気になる土地が既にあるのでしたら、ご相談ください。
不動産業界では人気でも風水では凶?
不動産広告をみると、「人気の角地!」などの文言で売り出されているように、角地は日当たりや風通しがよく、玄関の位置を選べるなどプランニングの自由度が高くなりやすいといったメリットがあります。隣家が一方にしかない分、生活騒音やプライバシーの配慮などの負担が少ないのも、人気の理由でしょう。ニーズが高いことから、近隣の土地より価格が高い傾向にあるという一面もあります。
不動産の観点ではメリットの多い角地ですが、風水でも角地は吉相となるところが多いようです。
ただし、場所によってはあまりよくないとされる角地もありますので、検討されている方はしっかり確認しましょう。
風水でもっとも吉相となるのは南東の角地
風水からみて、もっとも吉相となるのが南東の角地です。分譲住宅などでも、南東の角地は人気がありますから納得でしょう。
南東の角地は南と東が道路に接しているため、太陽の光を家のなかまで取り込みやすく、明るい空間をつくれるのもメリット。風通しもよく、夏の強い西日や冬の冷たい北風は隣家が防いでくれることから、一年を通して快適に暮らせるというメリットがあります。
風水の観点では、東から昇る朝日のエネルギーで力がみなぎり、日中を通して太陽の光がバランスよく取り込めることから、健康運のアップやいつまでも元気に働けるといわれます。
南の角地もおすすめ
南東の次によいといわれるのが、南の角地。接する道が南東と南西にある土地です。
こちらも一日を通して太陽の光をしっかり取り込め、厳冬期でも暖かく過ごせるでしょう。室内が寒いと、そこで暮らす人の精神状態を不安定にさせる傾向があります。それを太陽の光をたくさん取り込むことによって、安定させることができます。
また夏の太陽は北西に沈むため、強い西日を受けることはありません。風水では「西日はエネルギーを奪われやすい」といわれますから、いつまでも元気に暮らせることでしょう。南西からさわやかな風を取り込めることも、快適に過ごせる一因になります。
角地はよくないといわれることも
一方で、統計学にもとづいた風水では、角地はどの方位でもよくないという考えもあるようです。
そもそも「角」は、「角張る」という言葉があるように、あまりよいイメージがありません。角にぶつかって痛い思いをされた方も多いと思いますが、気も角にぶつかって跳ね返るとも考えられます。
また、角地は二方向の道路に接しています。こうした土地は、玄関から入ってくるよい気が逃げやすいと考えられることも、よくないといわれる理由です。
さらに、角地は交通事故が多い交差点でもあります。塀やフェンスに車をぶつけられ、何度も修理をしなければならないという土地もあるようです。
こうしたことから、角地はあまりよくないといわれるのです。
よくない角地を選んだ時の対処法
メリットが多いといわれる角地も、土地によってはデメリットしかないというところもあるようです。こうした土地を選んだ場合、どのように対処すればよいのでしょうか。
まず考えたいのが、角を落とすこと。風水では、角を落とすのはよいと捉えます。切り落とした土地を公道など自分の敷地から転用できれば、よい気が入りやすくなります。
現在販売されている多くの分譲住宅地では、角地の土地に「隅切り」といって角を取って販売されています。車社会となった現在では、角に車をぶつける事故が多いことから最初から隅切りがされていますので、問題ないでしょう。
また、道路の一方をフェンスや植栽で区切り、出入りができない設計にしましょう。こうすることで、入ってきた「よい気」が逃れにくくなります。
角の部分に鏡を飾るのも一手。よくない気を散らせますし、歩行者がカーブミラーとして活用できる点でもメリットでしょう。
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土地探しに迷っている方、悩んでいる方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
監修紹介
NPO法人「幸せな家づくりの研究会」理事長 山根 維随
「家族を守る家」のつくり方をお教えします
もくもく村創始者
NPO法人「幸せな家づくりの研究会」
理事長 山根 維随
自身のシックビル症候群の経験から、住まいと健康との関係に興味を抱き、住宅事業に参入。化学物質による健康被害のリスクが少ない、自然素材の無添加住宅を提案しています。実体験で感じた、「家族が幸せに暮らすには、風水を取り入れることも大切」という考えのもと、風水の観点から見た土地の鑑定を含めた、「良い土地」探しから請け負い、「家族が幸せになれる家」のプランニングまで総合プロデュースしています。
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もくもく村(株式会社アンジコア)
株式会社アンジコアは、健康で幸せな家族のための家には風水も重要であると、風水を用いて設計した家づくりをしています。そのアンジコアが運営する「もくもく村」は、「健康で幸せな家族の在り方、暮し方・住まい方」を提案したいという想いから設立された、健康住宅に特化した住宅展示場です。場内には、天然素材のみを使用した、風水設計の無添加住宅など6棟を展示。漆喰や無垢、その他の自然素材が持つ心地良さを体感できます。
風水の理論を取り入れた住まいも、こちらの展示場で体感できます。
モデルルームのほか、子どもたちが自然のなかで遊べるアスレチックや遊歩道、園内で採れた野菜を使ったレストランなども完備し、週末を中心に多くの方が訪れています。
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