三角は駄目、ならば多角形の土地の風水は?
風水の家づくり専門家・山根先生「五角形・多角形の土地はおすすめできない」
山根先生のお話
風水では原則として、四角の土地はよく、変形地はよくないと考えられますので、五角形や六角形のような多角形の土地は凶相。家を建てることは適していないといえます。
角が増えていくということは、丸に近づきます。風水では、丸は気が安定していないので、丸に近づく多角形はやはりよくありません。
実際に家を建築するときのことを考えても、四角い家を建てるのであれば、デッドスペースが増え、実際に利用できる部分が少なくなり、結果、建てられる部分が狭くなるのであれば、最初から四角い土地を購入したほうが安心です。どうしても気になる土地がある場合は、ご相談ください。
意外とある!五角形や六角形の土地
土地の形状は、長方形や正方形などの四角が一般的ですが、場所によっては五角形や六角形などの多角形の土地も販売されています。
例えば、斜行している道路に接する土地、古くからある街で無秩序に住宅街が拡大していったエリアなどでは、いびつな形の土地が生まれやすいのです。
また、新しく生まれた分譲地でも角地には「隅切り」といって、車がぶつからないよう角を取った形の土地があります。これも、五角形の土地といえるでしょう。
多角形の土地であっても、建物の形は基本的には四角形。そのため、角の部分がデッドスペースになりやすいのが多角形の難点。とはいえ、その部分を駐車スペースや庭などに使えば有効的です。
五角形・多角形のメリット・デメリット
多角形の土地は、デッドスペースが生まれやすいことから人気がないのが実情。そのため、土地の価格が周辺より安いというのが大きなメリットです。
また、接している道が多い土地もあり、日当りや風通しの面ではメリットといえるでしょうが、一方で、接している道が多い分、車の出入りが難しく、事故にあうリスクが高いという一面もあるので注意が必要です。
また、敷地いっぱいに建物を建てられないことから、家が小さくなることも。土地の形状にあわせて建物も五角形や張りをつくろうとすれば、当然建築コストが高くなります。
さらに、外周が長くなりやすいため外構工事や擁壁などのコストも高くなりがちです。隅切りなら逆に外周は短くなりますが、いびつな多角形の場合は注意が必要。土地が安くても、こうした建築コストに跳ね返ることもありますので、しっかり計算してから判断することが求められます。
一般的な風水からみた五角形・多角形の土地は?
風水では原則として、四角の土地はよく、変形地はよくないと考えられますので、五角形や六角形のような多角形の土地は凶相。家を建てることは適していないといえます。
なお、角地などにある隅切りをした土地は五角形といえますが、風水では角を落とすのはよいこととされます。角にぶつかると痛い、車をぶつけやすいなど、角にはあまりよいイメージがありません。隅切りのため五角形になっている土地には、よい気が入りやすいので問題ないといえます。
張りや欠けのある土地も多角形になる
風水の観点でみると、張りや欠けの部分も一角として数えるため、五角形や六角形といった多角形の定義が少し異なります。
例えば、角に張りまたは欠けがある土地は六角形、コの字状(欠け)や凸型の土地(張りがある土地)は八角形というふうに、辺の数がいくつあるかとして捉えます。
こうした土地の場合は、張りは吉相が多く、欠けは凶相となるのが原則です。ただし、家相とは異なり張りがあっても方位によっては凶相となりますから注意してください。特に鬼門(北東)と裏鬼門(南西)に張りがある場合は、家族が病気しやすい、主を早く亡くし未亡人になりやすいといった相があります。こうした土地は選ばないほうが無難でしょう。
多角形の土地を購入したときの対処
五角形や六角形などの変形地は、何よりも購入しないのがいちばんです。
しかし、相続などで譲り受けた場合やすでに購入した場合など、手放せない理由がある方も少なくないでしょう。
可能であれば、土地の一部を売却または買い増しをして四角形に近づけるのがベター。もっとも、一般の方が売買するのは難しいので、不動産業者に相談してみるのもよいでしょう。
土地の売買が難しいというのであれば、デッドスペースに建物をつくらないこと。駐車スペースにする、花や低木の樹木を植えるなど、できる生活空間以外の目的で活用するようにします。
変形地の対処法は風水と家づくりの専門家に相談しよう!
いずれの対処法も難しいという場合、気の流れをよくする鏡や水晶を角地に置くという方法もあります。
ただし、これらにはいろいろな種類もありますし、土地によっても置くものが異なる場合があります。どのような対処法がベストなのかを判断するのは、難しいでしょう。
そんなときは、風水と家づくりに熟知した専門家に相談するのがおすすめです。対処法の提案はもちろん、どんな家を建てると家族が末永く幸せに暮らし続けられるのかといったアドバイスも期待できます。
変形地が必ずしも悪いということではなく、対処すれば暮らしやすい空間に生まれ変わることもありますので、ぜひ専門家の意見を取り入れてみてください。
風水と家づくりの専門家によるセミナーに参加してみよう!
風水の理論を取り入れた家づくりについて研究されている方の一人が、「もくもく村」の代表・山根維随(やまねいずみ)氏です。
いい気の入りやすい土地の選び方から、いつまでも健康に暮らせる間取りや建材の提案など、豊富な知識からさまざまなアドバイスをしてくれるとして定評。そんな専門家のセミナーが、もくもく村のある千葉県君津市などで随時開催されています。
複数の参加者が集うセミナーですから、「五角形の土地を購入したけど、風水的にどうすればよいのか」などの質問も気軽にできるでしょう。
土地について迷っている方、悩んでいる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
監修紹介
NPO法人「幸せな家づくりの研究会」理事長 山根 維随
「家族を守る家」のつくり方をお教えします
もくもく村創始者
NPO法人「幸せな家づくりの研究会」
理事長 山根 維随
自身のシックビル症候群の経験から、住まいと健康との関係に興味を抱き、住宅事業に参入。化学物質による健康被害のリスクが少ない、自然素材の無添加住宅を提案しています。実体験で感じた、「家族が幸せに暮らすには、風水を取り入れることも大切」という考えのもと、風水の観点から見た土地の鑑定を含めた、「良い土地」探しから請け負い、「家族が幸せになれる家」のプランニングまで総合プロデュースしています。
山根氏が講師の家づくりセミナーは、風水だけではなく、素材の話から住宅ローンの話までの充実した内容を無料で聴講できる人気のセミナーです。
もくもく村(株式会社アンジコア)
株式会社アンジコアは、健康で幸せな家族のための家には風水も重要であると、風水を用いて設計した家づくりをしています。そのアンジコアが運営する「もくもく村」は、「健康で幸せな家族の在り方、暮し方・住まい方」を提案したいという想いから設立された、健康住宅に特化した住宅展示場です。場内には、天然素材のみを使用した、風水設計の無添加住宅など6棟を展示。漆喰や無垢、その他の自然素材が持つ心地良さを体感できます。
風水の理論を取り入れた住まいも、こちらの展示場で体感できます。
モデルルームのほか、子どもたちが自然のなかで遊べるアスレチックや遊歩道、園内で採れた野菜を使ったレストランなども完備し、週末を中心に多くの方が訪れています。
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