張りや欠けは土地でも問題がありますか?
風水の家づくり専門家・山根先生は「張り欠けの土地は一概に判断できない」
山根先生のお話
風水では、矩形(長方形や正方形などの四角形)の形状の土地を吉相としています。
一般的に、張りは吉相、欠けは凶相といいますが、土地においては違いますし、方角や環境によっても風水は変わってきます。
そもそも土地に張り欠けがあると、実際に利用できない部分が存在することになり、安いと思っていた土地も結果、割高になる事もよくあります。しかし、気になる土地が既にあるのでしたら、建物で回避できる可能性もあります。ご相談ください。
土地の張り・欠けとは
土地の形は長方形や正方形などの四角がベストですが、一部が出っ張っていたり凹んでいたりする土地もあります。
この出っ張っている部分のことを「張り」、凹んでいる部分のことを「欠け」といいます。
古くから人が住んでいる土地などでは、隣地との境界線をあいまいにしていたことや、地域のゴミ集積所として使われるなど、張りや欠けの土地は意外と多くみられます。
特に隣地との境界があいまいな場合、後々トラブルになることも考えられます。
張り・欠けにおける風水のルール
大きく出っ張っている部分は小さな欠けと同じですし、逆に大きく欠けているところは小さな張りでもあります。
そこで、風水や家相では、張りと欠けを区別するルールを設けています。
- 張り:出っ張っている部分が、建物の一辺の長さの3分の1以内の土地
- 欠け:凹んでいる部分が、建物の一辺の長さの3分の2以内の土地
まずはこのルールを覚えておきましょう。
一般的な風水からみた張り・欠けのある土地は?
家相の場合、張りは吉相、欠けは凶相と捉えられます。建物に欠けの部分があると、構造的にも安定しませんし、建築コストも高くなりがちです。
これは土地(風水)においても同じで、張りは吉相、欠けは凶相というのが原則です。
ただし、全体のバランスを大切するのが風水。吉相とはいえL字状の土地や、小さな張りがいくつもあるような凸凹な土地だと、角が立ってバランスが悪く、よい土地とはいえません。
張りと方位の関係について
風水では、方位も大きく関係します。日々の生活に作用する気の流れは、東西南北に加え東南、南西、東北、北西の8方向から伝わり、それぞれに意味があります。
方位によっては凶相もあることから、張りがあっても吉相にならないこともあるのです。
北の張り | 仕事運と愛情運を高める方位。出世の期待や金運がよくなる。子孫の安泰も。 |
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北東の張り | 鬼門。家族の病気が絶えず、注意すべき方位。 |
東の張り | 太陽が昇る方角で、パワーの源となる方位。特に子どもの健やかな成長が期待できる。 |
南東の張り | 商売繁盛の方位。才能を認めてほしい、キレイになりたいといった願いを叶えることも。 |
南の張り | 人間関係を左右する方位。ただし、社会的信用をなくしやすいとも。 |
南西の張り | 裏鬼門。後家の相があり、主を早く亡くし未亡人になるとも。 |
西の張り | 実りの方位。子宝に恵まれたい、金運をアップしたいといった願いに有効。 |
北西の張り | 財運が良くなる方位。特に男性は出世が期待できる。夫婦円満も。 |
一般的な欠けと方位の関係について
欠けは張りの反対のことが起こるともいわれますが、風水ではどの方位においても、欠けは凶相です。
欠けがあると気の通りが悪くなります。風通しにあてはめると、通気性が悪くジメジメと湿気がこもりやすい土地ともいえ、家を傷めやすいともいえます。
北の欠け | 健康運が悪くなり、大病のおそれも。子宝にも恵まれず、子孫の衰退の方位。 |
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北東の欠け | 運気が乱れ情緒不安定に。家族間のトラブルが絶えず、離婚や相続トラブルも。 |
東の欠け | 特に男性に影響を与える方位。仕事の失敗や女性問題が絶えないとも。 |
南東の欠け | 人間関係や仕事が上手くいかず、社会的信用を失うことも。 |
南の欠け | 判断力や直観力が低下し、仕事にも影響が。女性はケガや事故が多くなる。 |
南西の欠け | 家庭運に影響する方位。女性は大病の相も。 |
西の欠け | 金運がダウンし、金銭トラブルに巻き込まれたり、財産を失うリスクも。 |
北西の欠け | 家長が影響を受ける方位。目上からの評価が悪くなり、出世や社会的な信用を失いやすい。 |
凶相の張り・欠けのある土地の対処法は?
吉相となる張りであれば問題ないですが、凶相の張りや欠けの場合は、隣地に譲るなど土地を矩形(長方形や正方形などの四角形)に補正をするのも一手。とはいえ、不動産会社が所有する土地ならともかく、一般の方で張りや欠けの売買をするのは至難です。
張り・欠けの部分はデッドスペースとなりがちですから、植物や低木の樹木を植えるなどして活用するのがよいでしょう。
悩んだら風水の専門家に相談しよう!
できれば、張り・欠けのある土地は選ばないということにつきます。しかし、相続などどうしても土地を手放せない理由があるときは、風水の専門家に相談するとよいでしょう。
凶相の張りや欠けがあるとき、どう対処をすればよいか、不動産購入のポイントを含め、きっとアドバイスをしてくれることでしょう。
不動産は一生に一度の高い買い物です。気になることはクリアにして、家族が健康に暮らせる土地を購入したいものですね。
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監修紹介
NPO法人「幸せな家づくりの研究会」理事長 山根 維随
「家族を守る家」のつくり方をお教えします
もくもく村創始者
NPO法人「幸せな家づくりの研究会」
理事長 山根 維随
自身のシックビル症候群の経験から、住まいと健康との関係に興味を抱き、住宅事業に参入。化学物質による健康被害のリスクが少ない、自然素材の無添加住宅を提案しています。実体験で感じた、「家族が幸せに暮らすには、風水を取り入れることも大切」という考えのもと、風水の観点から見た土地の鑑定を含めた、「良い土地」探しから請け負い、「家族が幸せになれる家」のプランニングまで総合プロデュースしています。
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